
Unreal-real 輪廻重生
Unreal-real 輪廻重生
顏鵬峻 菅実花 二人展
2025年4月12日(土)-5月11日(日)
13:00-18:00
会期中無休・入場無料
会場:Kurasu HQ UG
〒604-0854 京都府京都市中京区仁王門町5
協賛 : 國家文化藝術基金會(台湾)
協力:1 IMAGE ART
写真家・顏鵬峻と美術作家・菅実花の二人展。
顏鵬峻の「After World」は野柳地質公園を撮影したシリーズである。この土地特有の岩肌からインスピレーションを受け、未知で不確かな並行世界を表現している。「Universal Signals」は日常の中にあるシンボルに宇宙を見出していくシリー ズである。星雲や惑星のように見えるそれらは、地面に広がる油膜であったり、焦げた電気鍋の底なのだ。
菅実花の「人形の中の幽霊」は死後記念写真を模して湿板写真でリボーンドールを撮影した《Pre-alive Photography(生誕前記念写真)》を中心にしたシリーズである。2019年に原爆の図丸木美術館での個展で発表した本作は、戦争における大被害を複数の個々の死として捉え直すものだった。
本展覧会では二人の作品を並べることで、死の先に新たな生を見出す試みである。
顏 鵬峻(Pen-Chun YEN /イェン ポンジュン)
写真家・ビデオアーティスト。台湾・台北を拠点に、日常の風景の中にある不条理を捉え社会的意味を明らかにしたり、超現実的な光景の描写によって仮想と現実の間を探求する写真作品を制作している。主な個展に2019 年「超日常Daily+」 好地下藝術空間Good Underground Art Space(花蓮)、2022 年「the SIGN 宇宙訊號」 1839 當代藝廊1839 Contemporary Gallery(台北)2024 年「Universal Signals」花蓮市美術館(花蓮)。2015 年 Sony World Photography Awards Professional Competition 受賞(ロンドン)。2015年国家美術金賞受賞(台中)。2016年国家美術銀賞受賞(台中)。
菅 実花(Mika KAN /カン ミカ)
美術作家。京都芸術大学大学院(通信教育)写真映像領域特任准教授および情
報科学芸術大学院大学准教授。主に19 世紀から現代に至る大衆的な写真文化と、
人形の文脈を交錯させた写真・映像作品を手がけ「人間と非人間の境界」を問う。
人形を撮った写真という二重にメディア化されたイメージを用いることによって、生命と非生命、生と死、本物と偽物、過去と未来など、対比そのものを撹乱する。主な個展に2021 年「仮想の嘘か|かそうのうそか」資生堂ギャラリー( 東京)、2022 年「OPENSITE 7|菅実花『鏡の国』」トーキョーアーツアンドスペース本郷(東京)、2024 年「IWon’ t Let You Go」1839 當代藝廊(台北)。VOCA 展2020 奨励賞受賞。
アクセス
Kurasu HQ
〒604-0854 京都府京都市中京区仁王門町5
最寄りの公共交通機関
地下鉄 烏丸線 丸太町駅 徒歩4分
地下鉄 烏丸線、東西線 烏丸御池駅 徒歩4分- 京都芸術大学大学院 写真・映像領域 修了生展 菅実花がキュレーションしています。 2025/04/29 (Tue) - 2025/05/11(Sun) 12:00-19:00 (最終日は17...